市長選後最初の議会定例会始まる

6月10日(日)の市長選以降初の市議会定例会である6月定例会が、13日(火)開会。13件の市長提出議案、5件の請願、3件の陳情について審議が行われる。

4月より就任した戸張武彦氏の就任あいさつ、議会表彰、諸般の報告の後、議事が行われた。

専決処分議案の提案理由説明時には、冒頭で「この度の市長選挙で、第23代松戸市長を拝命することになった。市民の皆様に託された責任の重さを忘れることなく、これからの4年間、更なる市政発展の為、全力で取り組んでいく」と述べた。

専決処分の議案については、日本共産党の高木健議員が討論。「松戸市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例」に関する議案については、制度を従前どおりとするものであるため賛成はするものの、「安上がり介護」での介護制度の責任交代・差別化は認めがたい、主任介護専門員に対する5年ごとの研修義務づけることによって居宅介護の事業者にさらなる負担を押し付けることになる、と述べた。また、「松戸市市税条例」の改正に関する議案については、「内国法人の外国関係会社に係る所得の課税の特例」の改正部分が、国内に本店があり市内に支店のある会社の場合、税収は本社のある自治体のみであるにもかかわらず市民法人税の控除が行われるケースを説明、これをそのまま賛成することはできないとの反対討論を行った。

専決処分の議案は、議案第1号と第2号が全会一致で可決、議案第3号「専決処分の報告及び承認について(松戸市市税条例の一部を改正する条例の制定につ
いて) 」は、賛成多数で可決された。

6月定例会は、29日まで開かれる予定で、14日(水)からは一般質問が行われる。